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東京都新宿区 Hさん 男女トラブル・・vol.1

※当社プライバシーポリシーに従い、個人名・団体名・社名等は変更して記載させて頂いております。


依頼人は風俗嬢22才、愛さん(仮名)。

若く美しい彼女はもう二年近く男に身体を強要されていた。


愛さんは、彼氏と二人で相談に来ていた。

彼氏は愛さんの働く店のオーナーであり交際相手であった。

愛さんと彼氏の交際関係や住居を含む個人情報を何者かがインターネットの掲示板に書き込んでいるという。

愛さんには揺るぎない心当たりがあった。



二年前に客として店に通っていた前島(仮名)という男がいた。
前島は何度か店に通った後、彼女に「店を通さず会おう」と交渉した。
店外デートは店側から禁止されているが、前島から金銭的に好条件の提示を受けて数回関係したという。

その時、前島は愛さんとの性的関係をビデオに収めていたのだ。

そこからが地獄の始まりだった。
前島は愛さんをホテルに呼び出し性的関係を迫った。
断わろうとすると

「映像をネット上にバラ撒くぞ」

そう脅かされ身体の関係を強要され続けていた。

警察に足を運んだが、被害事実として薄いという理由で立件できないと言われた。
愛さんにも売春行為という弱みがあり強硬な行動には踏み切れずなかったとい う。

彼氏は反社会組織に属する友人に相談したという。
しかし、前島は交渉相手がその筋の人間だとわかるとすぐに被害者面をして騒ぎたてたという。

彼氏は疲れと怒りを抱えていた。
「あの卑劣な男が二度と近づかないようにしてビデオテープを取り返して欲しい。」


まず私は前島の弱点を模索すべく調査を開始した。

作戦は単純だった。再三前島から脅迫めいた内容の手紙が届いていた。


『とにかく一度二人きりで話し合って仲直りしよう。仲直りできないのならあれをバラ撒くことになるよ。』


私は愛さんに呼び出しに応じる内容で手紙を出させた。
そして待ち合わせ場所に待機した。

車で現れた前島が待ち合わせの店内に入ったところを見計らい車に追尾用の発信機を取り付けた。


用心深い前島は尾行に警戒していたが発信機の存在には気付いていなかった。
自宅を突き止めた私は家族構成を調べた。


前島の住むマンションには妻と小学生の息子がいた。
前島が夏季休暇に家族と旅行に出かけた映像をビデオに記録した。

更に調査を進めるとマンションを事務所兼自宅とし郊外に飲食店を経営していたことが判明した。


私は前島の経営する飲食店に顧客として潜入した。
閉店間際最後のひと組が会計を済ませた後、カウンターに立つ前島に声をかけた。


そして前島が愛さんに送りつけた、脅迫状の封筒を見せた。

「これに見覚えはありますね?」

そう声をかけるとはっとした表情を見せたが、すぐに

「どんな御用でしょうか?帰ってもらえますか?」


「私はあなたと愛さんの問題を解決するためにここへ来たんです。今お話が難しいようであれば日を改めますが」


「警察呼んでくれ、警察!!早く電話してくれ!」


前島はひとりだけ店にいた学生アルバイトに向かって大声を張り上げた。
学生が店の電話で警察署に電話していた。


私は既に飲食代の会計を済ませている客であり、店で大声を出したりい暴力をふるったわけでもない。 十分ほどで警察官が名駆け込んできた。
私は静かにここへ来た事情を説明した。



「この男を野放しにしていたら脅迫の内容を実行するだろう。何をしに来たのか知らないが、せっかく介入したのだから責任を持って最後まで対応して欲しい。
前島の自宅でも家宅捜索をすれば問題のビデオテープが出てくるだろう。それを押収しないのならあなたたちのおかげで状況を悪化させるようなものだ。」
と憤りを顕わにした。

警察官は私の身分を控え依頼主に確認の電話をかけて依頼事実と被害状況を聞き取ったにも関わらず、早々に引き揚げようとした。

私は警察官を呼びとめ、前島が愛さんに直接コンタクトを取り続けないようにするために私が窓口になると伝えて欲しいと頼んで私は名刺を手渡した。


数日後前島から電話があった。
前島はとにかく愛さんと直接二人で会って別れを言いたいなどと嘯いた。
私も同席すると話すとどうしても二人きりで会いたいとしつこく食い下がった。
下手に刺激すれば前島がビデオをネット上にバラ撒く危険があった。


すべての会話を録音していた。

話はまとまりそうにない。しかし前島は興奮していたが自分の住所や勤め先を知られていること。
先日の自ら警察を呼んだ一件で警察の調書に記録が残ってしまったこともあったためか、直接的な行動には踏み切れないため私に電話してきたようだ。


私は一旦物別れになった形で電話を切った。

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何か手掛かりになるものはないのか。

焦りを覚え始めていた。

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私はそれが気になっていた。

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