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宮城県 Fさん ストーカー vol.1

※当社プライバシーポリシーに従い、個人名・団体名・社名等は変更して記載させて頂いております。


見えない敵

普段何気なく生活しているあなたの生活習慣から、大切なプライバシーが第三者に漏れているとしたら・・・

尚子さん(仮名)は、仕事の関係で山形から転居し、仙台で独り住まいで生活している22歳のOL。

マンションでの生活にも慣れ、合コンで一緒になった会社員との交際も始ま り、憧れの独身生活が充実し始めた矢先のことだった。

朝、出勤のため自宅マンションを出るエントランスホールで毎朝見かける主婦たちの目線に冷たい違和感を感じたのだ。


入居当初は山形の両親ともどもご近所に引っ越しの挨拶で一件ずつ訪問し、その時はとても親切に

「わからないことがあったらなんでも聞いてね。」

と優しく対応してくれたはず。

時には

「これ良かったら食べてね。」

と、夕食のおかずを差し入れてくれたり、隣近所とのお付き合いも順調に滑り出したと感じていたのに・・。

新入社員の常として、先輩社員よりも早く出社し夜は彼氏とのデートがある為ご近所と顔を合わせるのは週に二、三度のごみ出しの時くらい。
そんな時は 互いに笑顔で挨拶を交わす程度だった。

ところがある朝、隣に住むG夫人から

「尚子さん、燃えるゴミと燃えないゴミはきちんと分けて出してちょうだいね。」

と少々居丈高な口調で指摘された。

「はい、すみません。気をつけます。」

出勤時刻の焦りもありその場をやり過ごしたが、後になってそのことが気になり始めた。

市の指定のごみ袋は透明ではあるが、燃えないゴミを多 少混ぜたとしても紙くずなどでカムフラージュしていたので袋を開けない限り、中のゴミがきちんと仕分けされているかどうかはわかるはずがない。

(もしかして、ゴミ袋を広げたのかしら・・でもどうしてそんなことを。)

その後も、彼氏が部屋に遊びに来た後には

「いいわね。若い人は夜もにぎやかで。」

プレゼントをもらった後は

「うちの主人なんか結婚記念日も忘れているのよ。」

などとプライベートな内容について言われ続けた。

一ヶ月後、とうとう尚子さんはついにG夫人に対して

「Gさん、いい加減にしてください。私の出したゴミを開けてるのはわかってますからね。」

と抗議してしまった。

G夫人の陰湿な「いじめ」がエ スカレートし始めたのはそれからだった。

今まで普通に挨拶していたマンションの主婦たちが、尚子さんの挨拶に顔をそむけるようにあるいは立ち話をして聞こえなかったとでもいうかのような態度で無視し始めたのだ。

また、彼女の出したゴミだけが集積所に残っていたり、ピンクチ ラシが山のようにポストに投げ込まれていたり、帰宅直後に無言電話がかかってきたり嫌がらせが続くようになった。

彼女が午前一時ごろ帰宅 するとすぐに、電話が鳴った。
男の声だった。

「オカエリ、ナオコサン。アナタヲイツモミテイルヨ・・アナタノハダカノシャシンヲ マンションニハラレタクナケレバ、カドニアルコンビニマデスグニオイデ・・コナケレバアナタノツトメテイル○○カイシャニモオクルヨ・・」

電話の相手が同じマンションの住人ではと、直感した彼女は怖くなり警察に電話した。

ところが、いくら説明しても

「本当に写 真を貼られたり、ドアをこじ開けられそうになったら、また電話して下さい。」

としか答えてくれない。

尚子さんはどうする こともできず不安と恐怖で泣きながら私の事務所に電話をしてきたのだ。

すぐに彼女の自宅に向かった私は途中で車を降り、男が指定したコン ビニにいた客の映像を偽装ビデオカメラに収めた。

同時にコンビニの防犯カメラの映像を電話のあった時刻からチェックしコンビニと依頼者宅を同時に見渡せる いくつかの建物も調査した。

しかし特に不審な人物を確認することができなかった。

尚子さんにはマンションロビーのインターホンから

「異常はありません。朝までマンションの出入り口を監視しているから安心して寝てください。」

と連絡し監視を続けた。

翌朝、マンション前の道路が通勤車両で混み合い始めたころ尚子さんに監視体制を一時解除する旨、連絡をした。

次の日事務所を訪れた彼女は徹底的に調査し犯人を特定するよう依頼をしてきた。

以前の怯えた様子ではなく、憤りを言葉の端々に感じさせた。

最後に

「この件が決着したら引っ越しをするつもりです。」

と言外に徹底抗戦をほのめかした。

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しかし、男性の声によるいたずら電話の犯人の特定が未解決であった。男はG夫人に頼まれて嫌がらせを してきているのか。あるいは全く別の線なのか・・

私は尚子さんに一案を授けた。
交際中の彼氏との毎日の電話の中にそれとなく翌日の帰宅時刻を話してもらうように指示した。

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